2008年10月10日金曜日

てふてふが

てふてふが
韃靼海峡を
わたっていった

2008年10月8日水曜日

藤原純友

わたしは海賊が好きだ。家にも海賊関連の書籍が40冊ほどある。
海賊好きが高じて、海にまつわる歴史や民俗学が好きになった。
そこから見えてくる歴史は、教科書に出てくる「正史」とは全く違ったものになった。
もちろん海賊もたくさん活躍する。

考えてみれば、アナール派や網野さん・川勝さんを例に出すまでもなく、歴史の陥穽を埋めるうごきは東西を問わず「海」からだ。もっとも広いレンジで交流や交易をもたらすこの舞台をないがしろにするほうがおかしい。(とはいっても文書が残っていないから歴史学者に同情はするが・・。)

「違和感」を感じる能力は生きるうえで必要な能力です。



きっかけは、緒形拳が演じた藤原純友の格好良さでした。(合掌)

2008年10月1日水曜日

大恐慌

ここ数日間、「恐慌」言葉が新聞の見出しや、テレビで飛び交っている。おそらく深刻なんでしょう。

そんな空気が漂う中、私は「大恐慌=1920年代→Golden Age→すばらしい時代」 というアホな図式が頭をよぎる。
New Orleansで生まれたJazzがChicagoで2beatから4beatに生まれ変わりSwing Jazzに近い形になりLouis ArmstrongやJosephine Bakerが活躍したのもこの時代。因みに、Satchmoのこの時代のアルバムのタイトルがなんと『Pop』!Bessie Smithとも競演しています。
日本では、大正デモクラシーが拡がった時代。ぬるい「主義者」である私はコミュニストであってもアナーキストであっても「運動」であれば誰彼かまわず共闘している牧歌的な感じが大好きです。

世界恐慌がこの盛り上がりを経済的に支えられなくして、全てのものが先鋭化し、ひどい時代に入っていくわけですが・・・。

ということを考えると、世界中そんな楽しいことなんかなかったのに、恐慌なんかになってたまるかという妙な感情が沸いてきます。私だけ?